先日タブレットで使用していたmicroSDカード(32GB)が壊れたので、新しいmicroSDカード(16GB)に交換しました。
そこで感じたのは、自分がいかに無駄なデータを貯めこんでいたのか、ということです。大半は音楽ファイルだったのですが、聴いていない曲のなんと多いことか。カードに保存した当初は、CDの入れ替えが面倒くさいので取り敢えず入るだけ入れてしまおう、という考えだったと思います。
しかし、実際に聴いているのはお気に入りの一部の曲だけだったのです。
今は大容量のmicroSDカードが安価で手に入る時代です。不要なデータであっても何となく保存してしまいがちです。そこで、大容量のmicroSDカードは本当に必要なのか?少し考えてみました。
Androidスマホやタブレットで大容量のmicroSDカードは本当に必要なのか?
スマホやタブレットで大量の音楽や写真やゲーム、動画をいつでも聴いたり見たり出来るというのは一度経験するともう元には戻れない程便利です。しかし、あまりにも大容量のデータを1枚のmicroSDカード詰め込むとデメリットの方が多くなるような気がします。
大容量microSDカードのデメリットは次の通り
- microSDカードが壊れた時のダメージが大きい
- 数千曲単位の音楽は聴ききれない(写真も同様)
- バックアップが大変
1と3に関しては今回身を持って体験しました。数年間貯めこんだデータが一瞬で消えるのはかなりヘコみます。(私の場合は幸いにもPCでデータ読むことが出来ましたが)
大容量になればなるほど壊れた時のダメージは大きいので、データのバックアップは必ず取りましょう。特に大切なデータはいくつかのメディアに分けて保存した方が安全です。そうすれば少なくとも全データを一度に失うことは防げます。
2は単に私がズボラなだけかもしれませんが、同じような人は多いのでは?あれもこれもと保存している内に数千曲単位になってしまったというのは決して珍しくないことだと思います。
元々音楽に費やす時間に限りがある以上、数千曲単位の音楽を消化するのは無茶なことなのかもしれません。結局SDカード上の音楽は聴かなければ「タンスの肥やし」状態で、その分の容量は無駄になってしまいます。これは写真や動画、ゲームについても同じことが言えますね。
大量のコンテンツを保存しても消化が追いつかなければ結局は無駄になるということです。
microSDカードは自分の利用状況に応じた容量を選びたいものです。(私は16GBか32GBくらいで十分かな)
加速するSDカードの大容量化
とはいえ、SDカードの大容量化はどんどん進んでいて、先日は次世代規格「SD 7.0」発表されました。
最大容量は驚きの128TB(テラバイト)で転送速度は最大985MB/s。128TBはギガバイトに換算すると131072GBになります。
登場するのはまだまだ先の話ですが4Kや8K動画、VR制作での利用が最も恩恵を受けるのではないかとのことです。(バックアップ取るの大変そう)
128TBが具体的にどのくらいの容量かというと、
たとえばHD画質の動画なら2万5000本、500KBほどのデジカメ写真なら2億5600万枚、平均的な音楽のファイルなら2560万曲と説明されます。
https://japanese.engadget.com/2018/06/28/sd-sd-7-0-128tb-sduc-985gb-sd-express/より引用
ここまで来ると個人での使用は完全にオーバースペックです。いずれはこの容量が一般的となる日が来るのでしょうが、今の時点では想像もつきませんね。