テレビを見ていると突然画面が真っ暗になって「B-CASカードが挿入されていません」と表示されることがあります。
この原因は文字通りB-CASカードですがカード自体の故障というのは稀で、大抵はカードの接触不良の場合が多いです。我が家でも何度か経験があります。カードを何度か抜き差しすれば一旦は改善しますがすぐに再発してしまいます。
しかしあることをすれば劇的な改善を見込めるので、その方法を紹介します。
使うのは鉛筆1本
接触不良といえば接点復活剤を思い浮かべるかもしれませんが、実は鉛筆でも代用可能です。鉛筆に含まれる黒鉛が電気の流れを改善する為です。(シャープペンシルは不可)
B-CASカード裏面の金色の部分(ICチップ部分)を鉛筆で軽く塗ります。筆圧を強くかけてゴシゴシ塗るとICチップを傷つける可能性があるので本当に軽く撫でる感じでOKです。(塗り過ぎに注意)
あとはそのままB-CASカードをテレビに挿入するだけです。
私が試した限りでは、確かに効果はありました。今までの不調が嘘みたいです。接点復活剤を常備している家庭は少ないと思いますが、鉛筆ならどの家庭でもすぐに用意できると思います。
接触不良の原因
我が家にあるほぼ同時期に購入した3台のテレビのうち、B-CASカードの接触不良が発生したのは、窓際に設置した1台のみです。この窓際というのが一つのポイントかも。
一般的に接触不良の原因はサビや腐食と言われています。時間の経過とともに接続端子の金属部分に目に見えないサビ、腐食が発生して電気の流れが悪くなるというわけです。
そしてサビや腐食の一番の原因は高温多湿。窓際は外気の影響(特に湿気)を受け易いので接触不良が発生しやすいのかもしれません。
今どきのテレビにはB-CASカード以外にもHDMIやUSB、LANといった接触不良になりやすい端子が多く搭載されています。ですので可能であれば窓際にはテレビを置かない方がいいでしょう。(とは言っても実際は部屋の事情でなかなかそうもいかないのですが)