最近、今更ながらSwitchがUSB DACに対応していることを知り、ダイソーにちょうど良さそうなものがあったので購入してみました。
今回購入したのは、300円(税込み330円)の「USB Type-C イヤホンジャック変換コード 5cm 4極マイク対応」という商品。ちなみにUSB DACはそれなりのものは数千~数万円ほどするので300円は破格の安さです。
USB DACというのは商品名にもある通り、USB Type-C端子をイヤホンジャックに変換するものです。これによってイヤホンジャックがないスマホなどで有線のイヤホンが使用可能になります。
Switchには元々イヤホンジャックが付いているので意味のない商品かもしれませんが、理論上はUSB DACの方がノイズの影響を受けにくいとされています。ただ、SwitchとUSB DACには相性の問題もあり対応していない商品もあるようです。
ということで、ダイソーの300円 USB DACはそもそもSwitchに対応しているのか?も含めてレビューします。
ダイソー「USB Type-C イヤホンジャック変換コード 5cm 4極マイク対応」のレビュー
パッケージにはQRコードが掲載されていて、ここにアクセスすると対応機種を確認することが出来ます。
スマートフォン、タブレットPCのみでSwitchを含むゲーム機は対応表にはありません。
本体はこんな感じ。見た目はDACチップが搭載されているとは思えない普通のケーブルっぽいです。
とりあえずSwitch本体に繋いでみると、すぐに認識して使えるようになりました。(本体システムバージョン18.0.1で確認)この商品はUSB Type-Cなので本体に直接繋ぐ必要があります。TVモードでは使用できません。
SwitchにUSB DACが認識されると、本体のボリュームを押した際の画面左上のアイコンの表示が「USB」に変化します。(スクショではアイコンが映らなかったので直撮りしました。)
通常のボリュームアイコンはこんな感じ。
音質に関してはイヤホンの性能によるところが大きいと思いますが、目立った音ズレやノイズもないので音にこだわりがない人は普通に聞けます。
ただ、Switch上で少しでも無音状態が続くと(1~2秒くらい?)イヤホンの接続が切れます。音が流れ始めるとすぐに復帰するのですが、0.5秒くらいのタイムラグがあるのでその際音の冒頭が途切れるという現象が起こります。
分かりやすいのがSwitchのホーム画面です。ホーム画面はゲームの選択やカーソルの移動で音が鳴るのですが、1~2秒放置しただけで音が途切れます。(カーソルを移動させればすぐに復帰します)
同じようにゲーム中でも無音のロードを挟む場合、ロード明けにBGMの冒頭が途切れます。(ゲーム開始時に起こりやすい)ロード中が無音ではなくBGMが流れ続けているゲームの場合は問題ないのですが、そうでないゲームの場合はほぼ途切れます。音ゲーでは致命的かもしれません。
おそらくSwitch本体の省電力機能が関係していると思われますが、現時点では本体設定で改善できる項目が見当たらないので、この現象は「仕様」ということで諦めるしかなさそうです。価格が価格なのでUSB DAC側の仕様かもしれません。
音が少し途切れるくらい気にならないという人もいるかもしれませんが、個人的には気になるタイプなのでこの点はかなりのマイナスポイントです。
とはいえ300円で購入できるUSB DACは他では見かけないので、気になった人はお試しで購入してみるのもありでしょう。