ロジクールのワイヤレスマウスM325の動作がおかしくなりました。
シングルクリックがダブルクリックとして入力されてしまう、という症状です。
この症状が発生すると、ファイルを選択したつもりが、ファイルが開いてしまう、ドラッグアンドドロップが上手く出来ない、など、非常に厄介でストレスがたまります。
以前から何かおかしいなと感じていたのですが、最近は特に頻発するようになりました。実はこのマウス、5、6年前のパソコン購入時にオマケで貰ったもの。かなり前の製品なので寿命かな?と思っていたのですが、いろいろ調べていたら、改善方法が見つかったので紹介します。
チャタリング
まず、「シングルクリックがダブルクリックとして入力されてしまう」この現象(症状)の名前ですが「チャタリング」と呼ばれているものです。ちゃんと名前が付いているんですね。
参考リンク Wikipedia
「チャタリング」という用語は特にマウスの不具合専用というわけではなく、スイッチ類全般の、「意図しない短時間のON/OFFの繰り返し」をそう呼んでいるようです。
チャタリングが発生する原因は主に、静電気、スイッチ部品の劣化、によるものがあります。
改善方法その1 静電気が原因の場合
マウスの中に溜まった静電気がチャタリングを起こす場合があります。その場合は静電気を逃がすことで、症状が改善します。
やり方
- マウスから電池を抜く(有線マウスの場合はケーブルを抜く)
- マウスの電源をオンにしたまま、各ボタンを5~6回位押す
- 電源をオフにして同様に繰り返します。
以上で終了です。
使用しているマウスにもよりますが、これだけでチャタリングが改善する場合もあるようです。
私が実際に試した結果、半信半疑だったのですが確かに改善しました。ただ、効果があるのは一定時間のみで、時間が経つとまた発生してしまいました。
改善方法その2 ソフトウェアで改善する ChatteringCanceler(チャタリングキャンセラ)
マウスボタンのチャタリングを防止するソフトChatteringCanceler(チャタリングキャンセラ)をインストールします。
このソフトをインストールすると、システムに常駐しマウスボタンのクリックを監視します。指定時間よりも短い間隔のダブルクリックをチャタリングとして無視してくれるようになります。
早速私もインストールしてみたところ、チャタリングはほぼなくなりました。静電気を逃がす方法よりもこちらのほうが効果的です。