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USBメモリの内容をブートセクタも含めてバックアップする方法

ブータブル(起動可能)なUSBメモリをブートセクタも含めてバックアップする方法を紹介します。

このようなUSBメモリは、中のファイルをそのままコピーしても、起動に必要なブートセクタがコピーされないのでバックアップの意味がありません。(ファイルをそのままコピーでは起動できないUSBメモリになります)

これをバックアップするためには「USB Image Tool」を使用します。

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USB Image Toolの使い方

まずは「USB Image Tool」本体と日本語化パッチをダウンロードします。

Download – alex's coding playground
USB Image Tool 日本語化
USB Image Tool 日本語化USB Image Tool ( Vers...

それぞれを好きなフォルダに展開後、日本語化パッチを実行します。

USB Image Toolのインストールフォルダを指定してOKボタンをクリックで日本語化完了です。

バックアップ方法

バックアップしたいUSBメモリをPCに接続し、USB Image Toolを起動します。(今回はWindows10のインストールUSBメモリをバックアップします)

オプションの「GZip イメージのサイズチェックを無視する」にチェックを付けます。公式FAQによると、これにより圧縮ファイルサイズの上限(4GB)がなくなるので、巨大なファイルでも圧縮できるようになります。

続いて、バックアップしたいUSBメモリを選択します。今回はUSBメモリのブートセクタも含めてバックアップするので「デバイスモード」を選択します。

バックアップボタンをクリックし、ファイル名と保存場所、形式を指定するとバックアップが始まります。(ファイル形式は、圧縮済み(gzip)イメージファイルを推奨)

終了後は念のためログを確認しておきます。

USB Image Toolは、USBメモリの中身を空き領域も含めて丸ごと1つのファイルにバックアップします。そのため、基本的にはバックアップしたファイルのサイズは、バックアップ元のUSBメモリの総容量サイズと同じになります。(8GBしか使用していない16GBのUSBメモリをバックアップしても、16GBのファイルが生成されます)ですが、USB Image Toolにはファイルの圧縮機能があるので、実際にはもう少しサイズは小さくなります。(未使用容量が多いと大幅に圧縮できる可能性があります)

復元方法

復元先のUSBメモリをPCに接続し、USB Image Toolを起動します。(復元先のUSBメモリの中のデータは全て消えるので注意)

「デバイスモード」であることを確認して、復元先のUSBメモリを選択します。

復元ボタンをクリックし、復元したいイメージファイルを選択すると復元が始まります。

復元途中、進捗状況が何故か100%を超えてカウントされますがひたすら待ちます。

環境にもよりますが、私の場合は10分ちょっとで終了しました。

復元後に起動チェックをして終了です。

注意点など

今回のようなブータブル(起動可能)USBメモリの場合は、バックアップ終了後に復元のテストをして、正しく起動できるかどうか確認しておいた方がいいです。

その際、万が一バックアップに失敗していた場合を考え、別の同じサイズのUSBメモリに復元するのが理想です。

また、元のUSBメモリ(例えば16GB)より大きいサイズのUSBメモリ(例えば32GB)に復元した場合、復元後のUSBメモリの総容量は元のUSBメモリ(16GB)と同じになってしまうので注意。

消えてしまった容量を使用したい場合はパーティションの編集が必要になるなど、ややこしいことになるので、できれば復元は元のUSBメモリと同じサイズのものにすることをおすすめします。

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