インターネット上で何かのサービスに登録すると必ずパスワードの作成を求められます。
「アルファベットと数字を組み合わせた出来るだけ長いもの」が安全なパスワードとされていますが、それを毎回考えて、覚えたりメモしたりするのはかなり面倒です。
もちろん、パスワード作成サイトや管理ソフトを使用すれば、それらの手間はほとんどなくなります。今回はそれらを必要としない、身近なものを使った超簡単で安全なパスワード作成方法を解説します。
使用済みプリペイドカードのコードをパスワードとして再利用する
いきなりですが結論です。使用済みプリペイドカードのコード(プリペイド番号)をパスワードとして再利用します。
コンビニではGoogle Playギフトカード、iTunesカード、amazonギフト券、WebMoney等、様々な種類のプリペイドカードが販売されています。クレジットカードを持っていなくてもネット上の決済に利用できるので、購入したことがあるという人も多いと思います。
通常はカードの裏面に記載されたコードを入力し決済を行い、使い終わったら捨ててしまうのですが、そのコードをパスワードとして再利用してしまおう、というのが今回の趣旨です。
使用済みプリペイドカードのコードをパスワードとして再利用するメリット
手軽に利用できる

赤で囲ったコードをパスワードとして再利用する
パスワードの作成を求めらたら、手元のカードのコードをパスワードとして入力するだけで良いので作成の手間がかかりません。
安全性が確保されている
元がプリペイドカードのコードなので当然ですが、コードは誰かに教えたりしないかぎり自分しか知ることができません。
またコードは通常、数字とアルファベットを組み合わせた16文字以上の複雑なものが多いので、パスワードとして再利用しても安全性は十分確保されています。
ちなみに数字とアルファベットを使用した16文字のパスワードの組み合わせは、
36^16=7,958,661,109,946,400,884,391,936通りです。
※読み方は、7ジョ9586垓6110京9946兆4008億8439万1936 ジョは「のぎへん」に「予」(禾+予)
カードという形で物理的にパスワードが手元に残る
パスワードは作るのも面倒ですが、もっと面倒なのが保管方法です。私は基本的にはパスワードはパソコンやスマホ内に保存すべきではないと思っています。
とはいえ、付箋にメモしてモニターに貼り付けるというのは論外だとしても、面倒なのでパソコンやスマホ内に保存したり、手帳等にメモしたりして保管している人も多いと思います。
これらの保管方法はパソコンやスマホが壊れたり、ウイルスに感染して流出したり、手帳への写し間違い(私は結構やってしまいます)をするとパスワードを失うことになってしまいます。
しかし今回の方法では、カードなので保管、管理がしやすく、たとえパソコンやスマホが壊れたとしても、カードという形で物理的にパスワードが手元に残ります。パスワードはカードに印刷されているので写し間違いもありません。また、パソコン内部にパスワードを保存しないのでウイルス感染による流出も防止できます。
万が一プリペイドカードを紛失したとしてもパスワードが流出する可能性が低い
パスワードを紙に書いて保管した場合、それを第三者に見られると、余程特殊な書き方をしないかぎり一発でパスワードであることがバレてしまいます。
これがプリペイドカードだとどうでしょうか?一見した限りでは、どう見ても使用済みのプリペイドカードです。そのコードがパスワードであることは自分しか知らない事なので、万が一紛失したとしてもパスワードを他人に知られる可能性は低いでしょう。
デメリットは?
最大のデメリットはパスワードを手動で入力する必要があるということです。これは今回の方法の性質上どうしても避けて通れない問題です。
面倒だからといって、パスワードをパソコン内に保存するのはお勧めしません。前述のメリットの意味がなくなってしまうからです。
より安全に再利用するために
一度決済に利用したコードをパスワードとして再利用することに抵抗を感じる人もいると思います。
その場合は元のコードに多少のアレンジを加える事でより安全に利用できます。例えば、コードの前後に自分で覚えやすい文字を数文字追加するとか、またはパスワード作成時にコードをあえて逆から入力するという手もあります。(abc123→321cbaという風に)
一手間増えますが、これらのアレンジを実行することでさらに安全なパスワードになります。
まとめ
パスワードの作成方法や保管方法に関しては、様々な考え方や方法論があります。それぞれの方法に一長一短があり、これが絶対安全というような方法はありません。
ここで紹介した方法を実践する場合はすべて自己責任でお願いします。