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電源ボタンが陥没したタブレットを自分で修理する方法

長年愛用したAndroidタブレット ASUS MeMO Pad HD7の電源ボタンが陥没して押せなくなりました。

正確には電源ボタンを爪でギュっと押すと反応するのですが、最近はボタンを押したときの感触がなくなり、いよいよ動作が怪しくなってきています。

陥没した電源ボタン

↑陥没した電源ボタン。右はボリュームボタン

もうこのまま処分しようとも考えたのですが、以前の記事でも紹介した通り、このタブレットは文鎮化から運よく復活した経緯があり、なんとなく愛着が沸いて今まで使用し続けています。(古い端末なので今はネットには繋がず完全オフラインで音楽プレーヤーとして使用しています。)

今回陥没した電源ボタンの修理に挑戦したところ上手くいったので、記録として残しておきます。

電源ボタン周りの構造は機種ごとに異なります。以下の方法がすべての機種に当てはまるものではありません。また、以下の方法は非公式なもので修理後に新たな不具合が発生する可能性もあります。試す場合はすべて自己責任で行ってください。
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電源ボタンが陥没したタブレットの修理方法(ASUS MeMO Pad HD7の場合)

必要なもの

  • 分解用工具
  • 無水エタノール
  • 綿棒
  • 厚紙
  • 両面テープ

まずはタブレットをフル充電後、電源をオフにしてmicroSDカードを取り外しておきます。

分解用工具を使用して分解します。(分解方法は割愛)中身は多少ホコリがあるものの、バッテリーの膨張もなく、思っていたよりきれいな状態でした。

で、問題の電源ボタン部分ですが、こちらは酷い状態です。ボタンの底のゴム部分が劣化して、そのまま基板上に溶けた状態で張り付いていました。ゴムが溶けたことによりその分だけボタンが陥没していたようです。

↑右のボリュームボタンは、何とか原型を留めている模様、こちらはこのまま再利用できそうです。

↑ボタンパーツの底部分の拡大画像。ゴム部分が完全に溶けています。

無水エタノールを染み込ませた綿棒で張り付いたゴムを取り除きます。軽くなでる程度できれいに取れました。

次は電源ボタン部品の修理です。純正の補修部品が手に入ればベストなのですが、サポート期間もとっくに過ぎておりそれは厳しそうなので、私は溶けたゴムの代わりに、厚紙を両面テープでボタンの底に貼り付けました。隣のボリュームボタンと高さが大体同じになっていればOK。

あとは元通り組み立てれば完成です。

修理後は陥没していた電源ボタンが元通り押せるようになり、ボタン押した時の感触も復活しました。もちろん動作もOK。

まだ若干陥没しているようにも見えましたが、正規の修理方法ではないので仕方のないことでしょう。とはいえ、陥没したままの状態よりかは遥かに良い状態になったので、修理はひとまず成功です。

まとめ

タブレットの電源ボタンが陥没した原因は、ボタンの底のゴムの劣化でした。その場合は今回紹介したように、ゴムの代わりに厚紙などでボタンを補強すれば修理できる可能性は高いです。

ただ始めの方にも書きましたが、電源ボタン周りの構造は機種ごとに異なります。すべての機種がこの方法で修理が可能になるわけではありません。

また、同じ構造であったとしても、ボタンの基板そのものが壊れている場合も修理不可能になります。繰り返しになりますが、分解、修理に挑戦する場合はすべて自己責任で行ってください。

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