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キャンドゥのパスワード管理帳を安全に使う方法

キャンドゥで販売中のパスワード管理帳が便利そうだったので購入してみました。外見、中身はこんな感じです。

パスワード管理帳

パスワード管理帳

パスワード管理帳

↑パスワードは15桁のものを2行分記入できます。

1ページに2サイト分のIDやパスワード等が記入できるようになっていて、それが30ページあるので合計60サイトまで記入可能ということになります。60サイト分もあれば大抵の人は足りるでしょう。足りなくなっても100円なので気軽に買い足せます。コスパは抜群。パスワードを付箋にメモして貼っているという人なら、これを使って管理したほうが良いと思います。

パスワードは管理ソフトを使ってデジタルで管理している、またはブラウザに保存しっぱなしという人もいるかと思います。しかし、スマホやパソコンが壊れた場合はパスワードを失ってしまうことになるので、このような紙媒体に残しておくことは結構重要なことだったりします。

とはいえ、紙に書いて保存したパスワードを持ち歩く行為はリスキーです。ましてやパスワード管理帳という一纏めにしたものであれば尚更です。なぜなら、スマホやパソコンのパスワード管理ソフトは大抵暗号化されて保存されていますが、紙で保存する場合はパスワードをそのまま記入するので、紛失や盗難に遭えば一気に流出してしまうからです。特に最近はスマホカメラの性能が上がっているので、ページを写真に撮られるだけでアウトです。

パスワード管理帳

↑パスワード管理帳の最後のページには盗難や紛失に十分注意するよう注意書きがあります。

今回紹介する方法は、記入方法を少し工夫するだけで流出を防ぐことができるので、パスワードを記入する際は是非参考にしてみてください。

基本的には、パスワードを一定のルールで変換して管理帳に記入するというものです。このように記入しておけば、もしページを盗み見されても本当のパスワードは守られるというわけです。文字にすると一見難しそうですが実際にやってみるとどれも簡単な方法です。

それでは具体的に説明します。

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パスワード管理帳を安全に使う方法

方法1 逆に記入する

本当のパスワードを「123456」と仮定します。

管理帳に記入の際には「654321」のように逆から記入します。パスワード入力時は逆から入力することになります。

方法2 1文字ずらす

同じように本当のパスワードを「123456」と仮定します。

記入の際には「234561」または「612345」のように1文字ずらして記入します。パスワード入力時にはずらした分を元に戻して入力します。

2文字や3文字ずらしても良いのですが、あまりやりすぎると自分が混乱するので注意。

方法3 秘密の文字を足す

本当のパスワードを「abc123456」と仮定します。

記入の際には「123456」とだけ記入します。最初の「abc」は記入しません。「abc」の部分はパスワード作成時にあらかじめ自分の好きな単語、覚えやすい単語にしておくと良いでしょう。この単語は忘れないように覚えておいてパスワード入力時に先頭に付け足します。パスワードの一部をあえて書かないことで流出のリスクを抑えます。

まとめ

今回紹介した方法を利用すれば、万が一パスワード管理帳を紛失した場合でもパスワードが漏れる可能性を少なくすることが出来ます。自分がどのルールで記入したのかを忘れないようにしてください。

とはいえ、これらの方法も100%絶対に安全とは言えません。カンの鋭い人にはルールに気づかれてしまうこともあるかもしれません。もっとバレにくい複雑なルールで記入しておくという手もあるのですが、あまりルールを複雑にしすぎると自分が混乱する可能性があるのでおすすめしません。

もっと厳重にしたい場合、例えば銀行口座などの重要なアカウントには2段階認証を導入したほうが良いでしょう。

余談ですが上の説明で例として挙げた「123456」というパスワードは、セキュリティソフトウェア企業のSplashDataが毎年公開している「最悪のパスワード」ランキングで6年連続1位になったものです。(2018年12月発表)ちなみに2位は「password」、3位は「123456789」と続きます。

SplashDataは、500万件以上の流出したパスワードを分析してリストを作成したとのことです。未だに「123456」の使用者が多いのは驚きですね。

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