
最近Windows11にアップグレードしたのですが、マザーボード公式のドライバーを入れなくても問題なく動いています。マザーボードメーカーが提供するドライバーはインストールする必要がないのでしょうか?
ほぼ自分用のメモとしてまとめておきます。
マザーボードメーカーが提供するドライバーはインストールしなくて良いのか?
基本的には、Windows 11には標準で多くのドライバーが含まれており、インターネットに接続していれば自動的に最新のドライバーが適用されることもあります。そのため、マザーボード公式のドライバーをインストールしなくても動作する場合が多いです。
最近のマザーボードにはドライバーの入ったDVD自体が付属しないものも多くなっています。
ただし、マザーボードメーカーが提供するドライバーを入れたほうがよい場合もあります。
チップセットドライバー
IntelやAMDのチップセットドライバーは、CPUやメモリ、PCIeデバイスの最適化に影響します。標準ドライバーでも動作しますが、公式ドライバーを入れることで安定性やパフォーマンスが向上することがあります。
LAN(有線ネットワーク)・Wi-Fi・Bluetoothドライバー
標準ドライバーでは不具合が起きる場合があります。特に高速LAN(2.5GbEなど)やWi-Fi 6/6Eを使う場合は、マザーボードメーカーのドライバーを入れると安定することがあります。
オーディオドライバー
標準ドライバーでは動作するものの、メーカー提供のドライバーを入れることで音質が向上したり、専用ソフトウェア(イコライザーやノイズキャンセリング機能など)が使えるようになります。
ストレージ関連ドライバー(SATA/RAID/NVMe)
NVMe SSDを最適なパフォーマンスで使う場合やRAIDを構成する場合は、専用ドライバーを入れたほうがよい場合があります。
ユーティリティソフトウェア
マザーボードメーカーが提供するファン制御ソフトやRGBライティングソフトなどを使用する場合は、対応ドライバーのインストールが必要です。
まとめ
Windows11標準のドライバーで問題なく動作しているなら、無理に入れる必要はありません。
ただし、メーカーサイトから最新バージョンを入れたほうがパフォーマンスの最適化されたり、システムが安定することが多いです。ゲーム用途や高負荷な作業をするなら、パフォーマンスの最適化のためにマザーボードメーカーの公式ドライバーを入れた方が良いかもしれません。
最近のマザーボードはドライバーの入ったDVDがなくなり、インターネット経由でドライバーをインストールすることが前提になっています。万が一LAN関連のドライバーの不具合によりネット接続ができなくなると、インストール自体ができなくなる可能性があります。
Windows11のインストールやアップグレードの前には、少なくともLAN関連のドライバーはダウンロードし、USBメモリなどの外部メディアに保存しておくと安心です。