厚型タイプのPS2実機からBIOSを吸い出す方法を紹介します。
メモカブート(FMCB)を使用するので、以前の記事を参考にあらかじめ作成しておきます。
厚型タイプのPS2実機からBIOSを吸い出す方法
必要なもの
- PS2本体
- メモカブート(FMCB)用メモリーカード
- USBメモリ(8GB以下、FAT32でフォーマットしたもの)
- PS2 BIOS dumper biosdrain
下記サイトより、biosdrain.elfをダウンロードしてUSBメモリにコピーします。USBメモリは8GB以下でFAT32でフォーマットしたものでないとPS2本体が認識しないようです。
メモカブート(FMCB)用メモリーカードとbiosdrain.elfの入ったUSBメモリをPS2本体に接続し電源を入れます。
uLaunchELF→FileBrowser→mass:/ と進み biosdrain.elfを実行します。(○ボタンで、決定、実行)




Finished everything と表示されれば完了です。

PS2本体の電源を切ってUSBメモリを取り外し、PCで確認します。5個のファイルがBIOSファイルになります。(SCPH-30000の本体で成功)

PCSX2で問題なく起動しました。

補足
biosdrain.elfを実行した際にFinished everythingが表示されずに途中で止まる場合は、旧バージョンのbiosdrainを使用してみてください。
私の場合はv2.2.0では途中で止まってしまいましたが、v2.1.1で成功しました。
biosdrainの旧バージョンは上記リンク先の下の方からダウンロード可能です。