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ファミコン探偵倶楽部 笑み男 のレビュー

ファミコン探偵倶楽部 笑み男 をクリアしたのでレビューします。

ストーリーの核心部分についてのネタバレはありませんが、ストーリーの構成、展開、演出、ゲームシステムに関するネタバレはあります。一切のネタバレを見たくない方は注意してください。

体験版のレビューはこちらから

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ファミコン探偵倶楽部 笑み男 のレビュー

まずは結論から言いますと私は概ね満足しました。

人によってはツッコミどころやご都合主義的な展開もありますが、佐々木英介の事件、18年前の連続少女殺人事件、笑み男という都市伝説、これらの真相がすべて繋がって解明されていく様は圧巻です。

ただ問題はそこに至るまでの過程で、坂本賀勇プロデューサーが「結末は賛否が分かれるものになるかもしれない」と発言した理由がよくわかります。

ゲーム本編は序章+第1~11章+終章という構成で、体験版をクリアしているとセーブデータを引き継いで第4章からプレイ可能になります。

体験版同様あゆみちゃん視点での調査もありますが、福山先輩(先生)とのカフェのシーンあたりから急にテンポが悪くなるというか冗長的な展開になるのが気になりました。体験版まで(3章まで)はテンポが良かっただけに余計に目立つような気がします。

また、前作までとは違い警察関係者が主人公達には非協力的で、ただ謎だけがどんどん増えていくような展開に「調査のペースが遅すぎないか」とも感じました。

それでも各章の最後の推理シーンでは、プレイヤー自身が選択肢を選びながら進んでいくので、ストーリーの理解度が深まり徐々に真相に迫っていく感じが上手く表現できていると思います。

急転直下の「終章」

11章の終盤でストーリーはクライマックスを迎え、いよいよこれからという時に「終章」に突入します。この時点でまだ解明していない謎は多く、このまま事件解決となるのか不安になるような展開です。

ところが直後にあっさり犯人と対峙し、犯人から事件の真相を一方的に聞いた後、エンディングという流れなりました。一瞬これはマルチエンド(バッドエンド的なやつ)かな?と思いましたが、どうやらそうではないようで、一応物語はこれで終了ということになります。

終盤の急展開はファミ探シリーズのお約束とはいえ、正直なところ今作の終章は駆け足な展開と言わざるを得ません。なぜならエンディングの時点で事件の真相がすべて明らかになっていないからです。

残された謎はクリア後に明らかになるのですが…この時点ではモヤモヤが残ります。

クリア後の深層編ですべてが明らかに

本編クリア後に新たなモード「深層編」が開放されます。

この「深層編」ですべての謎が明らかになるのですが、本編とは全く異なりほぼすべてがアニメーション映像として描かれます。本編であったようなキャラが手を振ったり頷いたりするような簡単な動きの組み合わせではなく、20~30分程度のガチの短編アニメ映像です。

アニメとしての完成度は非常に高く、次々と明かされる謎に思わず見入ってしまいますが、やはり本編のように自分で操作できるゲームとしてやりたかったというのが本音です。

シナリオの都合上、ゲームとして落とし込むのは難しいとは思いますが、それでも何とかしてほしかったですね。

とはいえ、終わってみれば冒頭でも書きましたが私は全体的な出来には満足しています。ただネット上では厳しい意見もあり、その気持ちも分かります。

次回作があればまたプレイしたいです。

クリア後のおまけモードが充実

本編と深層編それぞれのクリア後におまけモードが開放されます。

音楽鑑賞は前作にもありましたが、今作では新たにチャプターセレクトが追加されています。

各章の好きなシーンからプレイ可能になるモードです。

各シーンはかなり細かく分かれているので、特定のシーンをプレイしたい場合は便利です。ちなみに深層編のアニメ部分もシーンごとに分割されていて、見たいシーンがすぐに見られるようになっています。

体験版をプレイした時に「もしかしたら」と思ったのですが、やはりクリア後の評価システムがありました。「福山先生の通信簿」というモードがそれで、クリアデータをロードすると福山先生からの評価を聞くことが出来ます。

私の評価は、可もなく不可もない平均的という結果に…そして

えっちでした。

ゲーム中の選択肢や単語入力などによって変化するものと思われますが、満点を取るとどうなるかは不明です。

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