Switch用ソフト「ファミコン探偵倶楽部 笑み男」の体験版が配信されています。
2024年8月20日(火)から序章~第1章、8月23日(金)から第2章、8月28日(水)から第3章がそれぞれプレイ可能になるとのこと。
発売日は2024年8月29日(木)です。
早速、序章~第1章をプレイしてみたので感想などを書いていきます。私はファミコン版、Switch版の「消えた後継者、うしろに立つ少女」共にプレイ済みです。
以下若干のネタバレあり
ファミコン探偵倶楽部 笑み男 体験版レビュー
ファミコン探偵倶楽部シリーズ約30年ぶりの完全新作です。30年は長すぎます。個人的にはもう少し早く出してほしかった…。
プロデューサーの坂本賀勇さんが「ファミコン探偵倶楽部の完成形」「結末は賛否が分かれるものになるかもしれない」と語っていてるのが印象的です。
余談ですが本作は海外でも発売されるようで、英語版のタイトルは「Emio-The Smiling Man:Famicom Detective Club」となっています。ほぼ直訳ですね。
まずはタイトル画面から。前作からのデザインを踏襲していて統一感が出ています。何とも言えない不気味な雰囲気が良いですね。
設定画面はこんな感じ。前作とほぼ同じで必要なものは一通り揃っています。前作にあったファミコン風のフォント、ファミコンの音源に変更できる項目はありません。(当たり前か)
セーブデータのロック機能あり。うっかり上書きするのを防げます。
ゲームを進めると自分の名前を名乗るシーンがあり、前作のセーブデータがあれば名前の引継ぎが可能になっていました。引き継がない選択肢もあります。
主人公の年齢は19歳。「消えた後継者」の2年後の話ということになります。
あゆみちゃんかわいい。
携帯電話(ガラケー)が登場。時代的には無理がありそうでどうなのだろう?と思ったのですが、ゲーム中にカレンダーが映るシーンがあり、それによると5月3日が日曜日、該当する西暦を逆算するとゲーム中の西暦は1987年、1992年、1998年辺りになります。ガラケーであれば携帯電話はギリギリありかも。ちなみに公式サイトでは事件発生日は19XX年XX月XX日とぼかした表現になっています。
携帯電話の電話帳からあゆみちゃん、空木先生、事務所にかけることが出来ます。どれも反応が面白いので必見です。
番号を入力してかけることもできます。ファミ探的には「*16」神田弁護士事務所(消えた後継者)と「007-1234」スナック サンボラ(うしろに立つ少女)は試すべきでしょう。サンボラの方は意外な人物と再会できます。
その他には、104(番号案内)、117(時報)、177(天気予報)、110、119に反応がありました。
うしろに立つ少女の婦警さん再登場、ゴージャス。
本格的な調査が始まると推理するシーンで選択肢が細かく出ます。手帳から単語を入力させるものもありますが、間違ったものを選択しても話は進みます。(エンディング後に評価システムみたいなのがありそう)各選択肢ごとにボイス付きのセリフが用意されていて、全部チェックするのは大変そうです。
ということで体験版のレビューでした。前作同様、テンポよく調査が進みキャラクターもよく動きます。ストーリーに関してはまだ序盤ということもあって、公式サイトで公開されている範囲に留まりますが、それでもその後の展開が気になるのは「さすがファミ探」といったところでしょうか。
また、推理するシーンでは選択肢が増えたことでストーリーの理解度が深まり、まさに「自分が調査している」という感じを味わうことができます。
少しでも気になった方はまず体験版をダウンロードしてみることをお勧めします。
2024/08/24 追記
8月23日(金)に第2章が配信されました。この章ではあゆみちゃん視点の調査パートがありました。(ザッピングシステムと言っていいのでしょうか?)
前作までは彼女も調査に参加していましたが、調査の視点はあくまでも主人公のみ、あゆみちゃんの調査内容は彼女から聞くだけというシステムでした。
あゆみちゃん視点の調査は、周囲の反応も含めて新鮮でなかなか面白いです。今後の章では空木先生視点もあるのでしょうか?
手帳の内容が主人公のものとは別扱いで、この時点で彼女が知らない情報は記載されていないようです。
事務所での報告や推理が終わると主人公とあゆみちゃんの手帳の内容が統合されるみたいですね。
あと、あゆみちゃん視点でスナック サンボラ「007-1234」に電話を掛けると主人公視点とは違った反応があったり、主人公視点で事務所に電話を掛けるとメッセージを残せたり、今作は小ネタが多いです。他にもいろいろありそう。
2024/08/28 追記
8月28日(金)に第3章が配信されました。
ストーリー的には序盤の山場へ向かう入口といったところで、18年前のとある人物の失踪の原因となった出来事が明らかになります。
主人公が佐和子おばあちゃんを思い出すシーンではファミ探ファンなら思わずニヤリ(ホロリ?)とするはず。
また、この章ではこれまでのファミ探にはなかった主人公以外の視点からの回想シーンがありました。
他にも意味深な花言葉が提示されたりして、いよいよ盛り上がってきたところで3章が終了、体験版はここまでとなります。
体験版とはいえそこそこのボリュームがあってゲームの雰囲気を十分に味わうことができます。ファミ探ファンはもちろん、この手のゲームに興味のある方は、まずは体験版をプレイしてみてください。
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