前回の記事でmicroSDカードのレビューのためにCrystalDiskMarkを実行していたところ、測定結果が0.00になる現象が起こりました。
最終的にカードリーダーが原因と分かったのですが、珍しい現象だったので原因の切り分け方などの情報を残しておきます。
CrystalDiskMarkの測定結果が0.00になる原因
以下は私の体験談です。必ずこういう症状が起きるわけではないので注意。あくまで参考程度に。カードリーダーはMR3-C002を使用。
CrystalDiskMarkでベンチマークを取ってみた結果がこちら。128GBのmicroSDカードをUSB3.0接続で測定しています。

微妙に遅いです。ちなみに測定終了までに通常よりものすごく時間がかかります。何かしらの問題がありそうです。さらにもう1回測定してみたところSEQのReadが0.00という結果に。

これ以降何回測定してもSEQのReadが0.00になり測定できなくなってしまいました。
念のためサブのノートPCでも測定してみたところ同じようにSEQのReadが0.00という結果になりました。
原因を切り分けてみます
microSDカードが原因かどうかを調べます。
- 32GBのmicroSDカードをカードリーダーMR3-C002を使用して測定。→測定可能
- 128GBのmicroSDカードをカードリーダーMR3-C002を使用して測定。→SEQのReadが0.00
カードリーダーを変えてみます。手元にあったダイソーで購入したカードリーダーで測定してみたところ…
- 32GBのmicroSDカードをダイソーのカードリーダーを使用して測定。→測定可能
- 128GBのmicroSDカードをダイソーのカードリーダーを使用して測定。→測定可能
ということでカードリーダーが原因っぽいです。ダイソーで購入したカードリーダーは最近購入したこちらのものです。USB2.0なので速度は遅いですが、測定自体は可能でした。


一方、MR3-C002の方は調べてみると2012年に発売されたかなり古いものでした。確か購入したのもそのくらいの時期だったと思います。
MR3-C002は、SDXC(UHS-I)に対応しているので128GBのmicroSDカードでも問題ないはずですが、リーダー自体が古すぎて相性問題のようなことが起こったのかもしれません。
古いカードリーダーを使用している人は注意。
そして新しいUSB3.0のカードリーダーBSCR135U3CBKを購入して測定した結果がこちら。前回の記事でも紹介したmicroSDカードのベンチマーク結果です。

MR3-C002では測定できなかったSEQのReadも問題なく測定できていて速度も出ています。
CrystalDiskMarkでベンチマーク結果が0.00になる原因はカードリーダーで確定だと思います。
まとめ
- 古いカードリーダーはCrystalDiskMarkの測定には使用しない方がいいかも。
- ダイソーのカードリーダーは動作確認や故障の検証に使えるので1個あると便利。