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BIOSのアップデートでWindows11に対応した話

2025年10月14日(火)にWindows10はサポート終了になります。

私の自作PCは、Windows Updateのたびに以下のような「Windows11非対応」のメッセージが表示され、Windows11へのアップグレードは半分諦めていたのですが、マザーボードのメーカーサイトを調べてみると、どうやらBIOSのアップデートでWindows11に対応できるらしいです。(他にもCPU等の条件があります)

私のマザーボードはASRockの「H310CM-HDV/M.2」というものです。少し古い製品ですが、こうしたモデルにもアップデートを提供してくれるのは意外であり、ありがたい限りです。

もう少しWindows10を使い続けるつもりですが、将来的にWindows11へ移行する準備として、BIOSをアップデートしてみようと思います。

ということでBIOSのアップデート方法を紹介します。

BIOSのアップデートに失敗すると、PCが起動できなくなる可能性があります。そのためメーカー各社は、PCが正常に動作している場合、アップデートを推奨していません。今回のアップデートはWindows11対応が目的ですが、リスクがゼロではないことを十分に理解し、自己責任で実行してください。

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ASRock製マザーボードのBIOSアップデート方法

H310CM-HDV/M.2を例に説明します。

ASRockのH310CM-HDV/M.2の製品のトップページから、サポート→BIOSと進みます。製品のトップページはマザーボードの型番で検索するとすぐに見つかります。

今回は「Support Microsoft Windows 11」の説明があったバージョン4.30をダウンロードします。BIOSファイルはマザーボードの型番ごとに異なります。必ずH310CM-HDV/M.2専用のものをダウンロードしてください。

Zipファイルを解凍し、BIOSファイルをFAT32ファイルシステムのUSBメモリにコピーします。

USBメモリを差した状態で、BIOS設定画面に入ります。(PCを起動する際に「F2」キーを押す)

ToolsのInstant Flashをクリックします。

USBメモリー内のBIOSファイルが自動的に検出されるので、BIOSバージョンを確認し「Update」ボタンをクリックします。その後も確認のダイアログが出るので「Yes」→「Ok」とクリックすると、自動的にPCが再起動されBIOSの更新が始まります。

この時の再起動は普通の再起動とは微妙に違っていて、少し時間がかかります。(といっても数秒程度ですが)一瞬「失敗か?」とドキッとしますが数秒待てば再起動が始まるので落ち着いて待ちます。焦って電源ボタンやキーボード、マウスを触らないように。

更新中…

更新中は電源を切らないように!マウスやキーボードも触らない方が良いです。(何度やっても慣れないイヤな緊張感!)

3分程で更新が完了、自動的に再起動されます。

再起動する際「F2」キーを押して、再びBIOS設定画面に入ります。

BIOS画面からバージョンを確認し、キーボード「F9」キーを押してBIOSを初期設定値に戻した後「F10」キーを押して保存します。

これでBIOSの更新が完了です。

Windows11へアップグレードするためのBIOS設定

次にWindows11へアップグレードするためにBIOSの設定を変更します。(TPM2.0機能の有効化)

BIOS設定画面に入ります。

Securityに移動します。 Securityが見当たらない場合は右上の Advanced Mode をクリック。
Intel Platform Trust Technology を「Enabled」(有効)に設定して、保存終了します。すでに有効になっていればそのままでOKです。

これで上記リンク先のWindows11のシステム要件を満たしていれば、Windows Updateを実行するとこんな感じでWindows11へのアップグレードが可能になります。

もう少しWindows10を使い続ける場合は、「今はWindows 10の使用を継続します」をクリックすると、この表示が消えます。


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toritite

自作PC歴約15年、ある程度のトラブルは自力で解決できます。某有名ゲームメーカーでデバッカー経験あり。任天堂が好き。

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